4月19日(土)TOWER
RECORDS 渋谷店にてRECORD STORE DAY 2014 スペシャルイベントが開催されました。
第1部のピーター・バラカンさんとロバート・ハリスさんの名物DJ対談では、お互いがアナログを聴いて育ち、そして人生において大きな影響を受けた音楽に対する想いと、それにまつわる色々なエピソードが実に面白く、バラカンさんとハリスさんの暖かさと深みのある人柄が、とても伝わって来ました。
また、改めて音楽再生とは単に音楽だけでなく、その時の情景や匂い、そして当時の感情や自らの志しまでをも再生してくれるものだと感じます。本当に楽しいあっという間の時間でした。
第2部は現在、日本のミュージックシーンの第1線で活躍中のレコーディング/マスタリング・エンジニアである赤川新一さん、レコード・ストアー・デイ・ジャパンの事務局長であり、ミュージックソムリエ協会の理事長をつとめる音楽プロデューサー鈴木健司さん、そしてKing of Analog
ティム・デ・パラヴィチーニによる「アナログレコーディングの未来」というテーマのトークセッションが繰り広げられました。何故、今アナログが売れているのか、アナログレコーディングのメリットは何処にあるのか。音楽シーンの最前線に携わり、そして真剣に音楽という芸術作品に向き合い、強い思い入れのあるプロフェッショナル達のとても深く、そして興味深い話に来場者の皆さんが頷きながら聞き入る姿がとても印象的でした。
最後の第3部は、来場者が持ち寄ったアナログ・レコードを弊社ヨシノトレーディングがセットアップした機材で演奏するというセクション。生まれて初めてアナログ・レコードを買ったという若い女性からのリクエストもあり、ここ日本においても若い世代にアナログの魅力が浸透し始めたことが実感できた、とても有意義な、そして新たな音楽のムーブメントを感じさせるセッションとなりました。
年に1度のアナログ・レコードの祭典「RECORD STORE DAY」。来年は更なる盛り上がりを予感させる素敵な1日になりました。